「変わりたい」って言いながら、何年経った?

「変わりたい」って言いながら、何年経った?

「変わりたい」

そう思ったこと、一度くらいはあるのではないでしょうか。

もっと自分らしく生きたい。

今の仕事を変えたい。

やりたいことをやってみたい。

もっと自由になりたい。

自分を好きになりたい。

本音を言えるようになりたい。

「こんな人生にしたい」

そう思って、何かを始めようとしたこともあると思います。

でも、気づいたら何ヶ月も、何年も経っている。

そしてまた、

「今年こそ変わりたい」

と思っている。

私は、この問いを自分にも投げかけてきました。

でも今は思います。

変われなかった自分を、そんなに責めなくてもよかったのではないか、と。

1.「変わりたい」と思うことは、悪いことじゃない

まず伝えたいのは、

「変わりたい」と思うことは、悪いことではありません。

今の自分を否定しているわけでもありません。

今までの人生が間違っていたわけでもありません。

むしろ、

「もっとこうしたい」

「本当はこうなりたい」

と思えるということは、

自分の中にまだ、

「こう生きたい」

という想いがあるということです。

それは、とても大切なことだと思います。

今まで頑張ってきた自分がいます。

今まで選んできた人生があります。

今までの選択があったからこそ、今の自分があります。

だから、

「今の私ではダメだから変わらなきゃ」

ではなく、

「今までの私も大切にしながら、これからはどうしたい?」

なのだと思います。

変わりたいと思った自分を、まずは否定しなくていいのです。

その気持ちは、

あなたの中にある「これから」を教えてくれているのかもしれません。

2.「変わりたい」のに、なぜ変われないのか

では、

「変わりたい」と思っているのに、

どうして私たちは動けないのでしょうか。

やる気がないからでしょうか。

行動力がないからでしょうか。

本気ではないからでしょうか。

私は、そうではないと思っています。

人は、

「変わりたい」という気持ちだけでは動けないことがあります。

なぜなら、

変化の先には「わからない」があるからです。

今の仕事を変えたら、どうなるのでしょう。

新しいことを始めたら、続けられるのでしょうか。

失敗したらどうすればいいのでしょう。

周りからどう思われるのでしょう。

本当に自分にできるのでしょうか。

今より悪くなったらどうしましょう。

そうやって、

頭の中にはいろいろな「もしも」が出てきます。

今の状態が苦しかったとしても、

「何が起こるかわからない未来」より、

「何が起こるかわかっている今」のほうが、

安心できてしまうことがあります。

だから、

「変わりたい」と思っているのに動けない。

それは、あなたの気持ちが嘘だからではありません。

変わりたい気持ちと、怖い気持ちが、同時にあるからです。

3.変われないのは、意志が弱いから?

でも、動けない日が続くと、

私たちはすぐに自分を責めてしまいます。

「私は意志が弱い」

「どうせ私は続かない」

「また途中でやめてしまった」

「私って本当にダメだな」

そんなふうに。

でも、ちょっと待ってください。

本当に、

変われない=意志が弱い

なのでしょうか。

私は、違うと思っています。

あなたが動けないのには、

ちゃんと理由があるのかもしれません。

怖かったのかもしれません。

失敗したくなかったのかもしれません。

傷つきたくなかったのかもしれません。

今まで頑張ってきたから、もう少し休みたかったのかもしれません。

「変わりたい」と思う自分と、

「怖いから動きたくない」と思う自分。

どちらも本当の自分です。

だから、

動けない自分を責める前に、

「私は、何が怖いのだろう?」

と聞いてみてほしいのです。

もしかしたら、

あなたが「怠けている」と思っていたものは、

実はあなた自身を守っていたものなのかもしれません。

4.「変わりたい」と「変わらなきゃ」は違う

ここは、すごく大事なところだと思っています。

「変わりたい」と、

「変わらなきゃ」は、

似ているようで全然違います。

「変わりたい」は、

自分の内側から出てくる願いです。

一方で、

「変わらなきゃ」は、

誰かと比べたり、

世間の価値観だったり、

「このままではダメ」という焦りから生まれることがあります。

「もっと頑張らなきゃ」

「もっと成功しなきゃ」

「この年齢なら、これくらいできなきゃ」

「周りはみんな進んでいるのに」

そんな「〜しなきゃ」に追い立てられていると、

自分が本当に望んでいることが見えなくなってしまいます。

だから一度、

「私は何を変えなきゃいけないのだろう?」

ではなく、

「私は、本当はどうしたいのだろう?」

に戻ってみてほしいのです。

5.私たちが無意識に守っているもの

私たちは、自分でも気づかないうちに、

「変わらないことで守っているもの」があります。

たとえば、

傷つかないこと。

失敗しないこと。

嫌われないこと。

笑われないこと。

期待されすぎないこと。

責任を負わないこと。

「できない私」のままでいることで、

実は守られている部分もあります。

だから、変わろうとすると怖くなります。

「やってみたい」の裏側に、

「でも怖い」がある。

それは当然のことです。

だから私は、

怖がっている自分を無理やり追い出す必要はないと思っています。

「怖いよね」

「失敗したくないよね」

「今のままなら安心だよね」

まず、そこに気づいてあげる。

そして、

「それでも私はどうしたいのだろう?」

と聞いてみる。

怖さをなくしてから進むのではなく、

怖さがある自分も連れていく。

それでいいのだと思います。

6.変化には「怖さ」がついてくる

変わることって、

キラキラした未来だけが待っているわけではありません。

不安になることもあります。

迷うこともあります。

失敗することもあります。

「やっぱり、やめたほうがよかったかな」

と思う日もあります。

だから、

「怖くなくなったら動こう」

と思っていたら、

なかなか始められないことがあります。

私は、

怖くないから進めるのではないと思っています。

怖いけれど、

「それでも、やってみたい」

と思える。

その瞬間が、

一歩を踏み出すタイミングなのかもしれません。

怖さがあるからって、

進まないほうがいいとは限りません。

むしろ、

今までの自分が知らなかった場所へ行こうとしているからこそ、

怖いのかもしれません。

だから、怖がっている自分を、

無理になくそうとしなくていいのです。

「怖いけれど、やってみたい」

その気持ちがあるのなら、

怖さを抱えたままでも、一歩進んでいいのだと思います。

7.「私は、本当はどうしたい?」

ここで、一度立ち止まってほしいのです。

誰かにどう思われるかではなく。

正解かどうかでもなく。

できるかどうかでもなく。

「私は、本当はどうしたい?」

と、自分に聞いてみてください。

すぐに答えが出なくてもいいのです。

「わからない」でもいい。

でも、

「本当はどうしたい?」

と問い続けることで、

少しずつ自分の声が聞こえてきます。

「本当はやってみたい」

「本当は嫌だった」

「本当はもっと自由にしたい」

「本当は、あの人みたいになりたいのではなく、私は私らしく生きたい」

そんな小さな本音が出てくることがあります。

その本音を、

「そんなこと無理」

「今さら無理」

「私にはできない」

と、すぐに消さないでほしいのです。

まずは、

「そう思っていたんだね」

と受け止めるだけでもいいのです。

本音は、

大きな声で聞こえてくるとは限りません。

ふとした瞬間の、

「本当は……」

の中に隠れていることもあります。

8.変わるために必要なのは、大きな決断じゃない

「人生を変える」

と聞くと、

会社を辞める。

引っ越す。

起業する。

何か大きなことを始める。

そんなイメージがあるかもしれません。

でも、最初からそんな大きな決断じゃなくていいのです。

むしろ、

人生は、

小さな「自分で選んだ」の積み重ねで変わっていく

のだと思います。

今日は本音を一つ言ってみる。

ずっと気になっていたことを調べてみる。

会いたかった人に連絡してみる。

やりたいと思っていたことを30分だけやってみる。

「本当は嫌だった」と認めてみる。

「やってみたい」と口にしてみる。

それだけでもいいのです。

大切なのは、

大きな結果を出すことではありません。

「私は、自分の人生を自分で選べる」

という感覚を取り戻していくことです。

9.小さな一歩が、自分の未来を変えていく

最初の一歩は、

未来を変えるための大きな一歩じゃなくてもいいのです。

ただ、

「私はこっちを選んでみる」

という一歩です。

その一歩を踏み出すと、

今まで見えていなかったものが見えてきます。

「あ、こんな選択肢もあったんだ」

「こんな人がいるんだ」

「こんな方法もあるんだ」

「私、これが好きだったんだ」

やってみたからこそ、

気づけることがあります。

だから、

最初から正解を選ばなくてもいいのです。

選んでみて、

「違った」

と思ったら、

また選び直せばいい。

人生は、

一度決めたら終わりではありません。

10.「変わる」より、「自分で選ぶ」

私は、

「変わらなきゃ」

という言葉はあまり好きではありません。

だって、

変わらなきゃいけない人なんて、

本当はいないと思うからです。

変わるかどうかも、

何を選ぶかも、

いつ動くかも、

自分で決めていいのです。

大切なのは、

誰かに決めてもらった人生を生きることではなく、

「私はどうしたい?」と、自分に問いながら選んでいくこと。

変わることが目的ではありません。

自分の人生を、自分で生きること。

そのために必要なら、

変わればいい。

やめてもいい。

始めてもいい。

戻ってもいい。

選び直してもいい。

「変わる」って、

今の自分を捨てて、

別の誰かになることではありません。

本当の自分に戻っていくことなのかもしれません。

11.今日のあなたにできる、ひとつのこと

ここまで読んで、

「じゃあ、何をすればいいのだろう?」

と思ったら、

大きなことをしなくてもいいのです。

今日、

ひとつだけ自分に聞いてみてください。

「私は、本当はどうしたい?」

そして、

もし答えが出てきたら、もうひとつ。

「そのために、今日できる小さなことは何?」

を考えてみてください。

「いつかやりたい」ではなく、

今日できることを一つだけ。

5分でもいい。

誰かに話すだけでもいい。

調べるだけでもいい。

紙に書くだけでもいい。

小さくていいのです。

だって、

人生を変えるのは、

「いつかの大きな決断」だけではありません。

今日の小さな選択も、ちゃんと未来につながっているからです。

12.おわりに──あなたの人生は、まだ途中

「変わりたい」と思いながら、

何年も過ぎてしまった。

そんな自分を責めている人がいるかもしれません。

「もっと早く動けばよかった」

「私には無理だった」

「もう遅い」

そう思っている人もいるかもしれません。

でもね。

私は思います。

遅いなんてことはありません。

今まで動けなかった時間も、

迷った時間も、

立ち止まった時間も、

全部あなたの人生です。

無駄だったわけではありません。

その時間があったからこそ、

今のあなたがいます。

そして、

あなたの人生は、

まだ途中です。

今までの人生がどんなものだったとしても、

ここから先をどう生きるかは、

今日からまた選んでいけます。

大きく変わらなくていい。

誰かみたいにならなくていい。

完璧な答えを見つけなくてもいい。

ただ、

自分に問いかけてみてください。

「私は、本当はどうしたい?」

そして、

その答えを少しだけ大切にしてみてください。

「やってみたい」

と思ったなら、

やってみる。

「違う」

と思ったなら、

やめてもいい。

「こっちかもしれない」

と思ったなら、

少し進んでみる。

そしてまた、

違ったら選び直せばいい。

人生は、

一度決めた道を最後まで歩かなければいけないものではありません。

何度だって、

選び直せます。

だから、

「変わりたい」と思った今日を、

「もっと早く変わればよかった」と後悔する日にしないでほしいのです。

今日のあなたから、始めればいい。

あなたの人生は、

まだ途中です。

そして、

ここからだって、

いくらでも面白くできます。

あなたは、本当はどうしたいですか?

 

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